2026年6月、創業78年を迎えた竹新製菓の本社工場が火災により甚大な被害を受けました。それでも私たちは、知多の味を未来へつなぎます。
2026年6月5日、午前9時前。
いつもと同じ、お菓子を焼く香りが工場に広がっていたはずでした。
その数分後、機械から上がった火は、あっという間に天井まで届きました。
「逃げて」「早く外へ」――誰かが叫ぶ声。
81人の従業員が、何十年も通い慣れたはずの工場を、必死に走って抜け出しました。
火災後、全従業員に状況を説明した集会の様子
幸い、けがをした人は誰もいませんでした。
けれど、外に出て振り返ったとき、見えたのは黒煙を上げる屋根と、崩れ落ちていく自分たちの居場所でした。
78年分の歴史が、目の前で燃えていく。
言葉を失い、ただ立ち尽くすしかなかった従業員もいました。
工場がなければ、おかきは作れません。
ラインが動かなければ、仕事は続けられません。
私たちは、苦しい決断の末、パートを含む従業員70名を7月15日をもって解雇・契約終了とせざるを得ませんでした。
長年現場を支えてくれた職人。
これから家族を持とうとしていた若手社員。
小さな子どもを育てながら働いていたスタッフ。
彼らにも、私たちと同じように、守るべき生活があります。
それでも、私たちは諦めるという選択をしませんでした。
工場は焼けても、78年間積み上げてきた技術と想いは、誰にも奪えません。
もう一度、あの香りをこの場所に。
もう一度、みんなで働ける場所を。
私たちは、必ずここから復活します。
代表取締役社長 新美 舞
はじめまして。竹新製菓株式会社 代表取締役社長の新美 舞です。
このたびは、本ページをご覧いただき誠にありがとうございます。
2026年6月5日に発生した工場火災により、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます。
火災発生直後から、全国の皆様より数え切れないほどの温かい励ましや応援のお言葉をいただきました。その一つひとつが、私たちにとって大きな支えとなっています。心より感謝申し上げます。
幸いにも、従業員をはじめ、ご近所の皆様、そして消火活動にあたってくださった消防隊員の皆様に大きなけががなかったことが、何よりの救いでした。
しかし、工場は全焼し、現在はあられ・せんべいをはじめとするすべての製品の製造ができない状況です。そのため、パートを含む従業員70名を7月15日をもって解雇・契約終了とせざるを得ない、苦渋の決断をいたしました。
私たちは、一日でも早く製造を再開し、一人でも多くの従業員の雇用を守りたい。そして、これまで支えてくださった全国のお客様へ、もう一度「美味しい幸せ」をお届けしたい。その一心で、再建に向けて歩み始めました。
今回、このご支援のお願いも、多くの仲間から「応援してくださる方々の力を借りよう」と背中を押していただいたことがきっかけでした。
今回の火災を通して、私は改めて多くの大切なものに気づかされました。従業員、取引先の皆様、お客様、家族、友人、そして長年受け継がれてきた「あられ・せんべい」という日本の食文化。そのすべてが、かけがえのない財産であり、未来へつないでいくべき宝物だと実感しています。
私はまだまだ未熟な経営者です。しかし、従業員や家族、仲間、そして応援してくださる皆様に支えられているからこそ、必ず前を向いて進んでいけると信じています。
皆様からいただくご支援とご厚情を力に変え、必ず竹新製菓を再建いたします。そして、火災前以上に安全で安心な工場を築き、これまで以上に美味しいお菓子と笑顔を全国の皆様へお届けすることをお約束いたします。
どうか竹新製菓の再建に、温かいご支援とご声援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
竹新製菓株式会社
代表取締役社長 新美 舞
復旧費用は数億円規模。再建には長い時間と多くの資金が必要です。
なお、出火当時も従業員は全員避難し、けがをした人はおりませんでした。
火災で焼けた工場内の様子
竹新製菓は、お菓子を作る会社である前に、地域と共に歩む会社です。子ども向けイベント、地域交流、直売店でのお客様との会話、地域企業との連携。私たちは常に人とのつながりを大切にしてきました。
今回の火災は、単なる工場火災ではありません。知多の文化の一部が失われかねない出来事です。
店舗で振る舞い餅つき大会
1948年創業。愛知県知多市岡田の地で、おかき・あられ作りを続けてきました。店舗ブランド「おかき屋 辰心」として、地域の皆様に親しまれてきました。時代が変わっても変わらないもの、それは「美味しい幸せを届ける」という想いです。
家族が集まる食卓。大切な方への贈り物。地域のお祭り。帰省の手土産。
私たちの商品は、そんな大切な時間と共にあり続けました。
おかき屋辰心 本店の外観
竹新製菓 本社
あられせんべい
新しい製造拠点を一から建てるための費用です。
失われたおかき・あられの製造ラインを再導入します。
本格稼働までの試験生産や準備にあてます。
職人とスタッフの雇用を止めずに守るための資金です。
もち米など、味を支える原材料の確保に使います。
子ども向けイベントなど、地域とのつながりを再開します。
※支援金の使途は定期的に公開いたします
再建に向けた打ち合わせの様子
従業員、取引先、地域の皆様と何度も話し合いを重ねながら、一歩ずつ再建への道を進めています。
下記の口座宛に、直接お振込みにてご支援をお願いいたします。金額はご支援者様のお気持ちで構いません。
いただいたご支援を再建に使わせていただきます。お名前とご住所、応援メッセージをいただけますとSNS等で掲載させていただきます。折り返しお礼のご連絡を差し上げます。
「直接の寄付ではなく、商品を買って応援したい」という方は、再建協力商品をご用意しています。
食べて応援する商品はこちら皆様からお預かりした支援金については、定期的に使用用途と進捗状況を公開いたします。透明性を最優先に運営いたします。
火災によって工場は失いました。しかし、78年間支えてくださった皆様とのつながりは失っていません。どうか再建への一歩を共に歩んでください。